朝摘みローズマリーと「ハンガリー王妃のムニエル」

zabbon2007-09-14

先日、バジルを下さった隣の部の知人が、本日はローズマリーを下さいました。 産地はバジルと同じく、彼女のお宅のベランダです。やはり、朝一番で摘んで持ってきてくれたのです。 聞くところによると、この前の台風9号の後、ご家族の方がベランダの大掃除をなさって、ローズマリーもあらかた刈ってしまったので、だから、zabbonにくれたのは、そのなけなしの一番いいところなんです。 こういうレアものって、心ふるえます。 
これをどのように料理しようかと思っていたら、ムニエルを焼く時に香り付けにするとおいしいよ、と使い方まで指南してくれます。 でも、香りが魚に移った後は、ローズマリーは捨てちゃうんだそうです。 そりゃそうね、噛んでも飲み下せなさそうだもの。ウサギとかネズミだってムリかも。
そこで、帰りは急遽、閉店間際のスーパーに寄って、白身の魚を探します。 理想はスズキ。でも、なかったので金目鯛にしました。 カジキマグロもあったから、それにしようかと迷いましたが、金目鯛の方が好きなので、これをチョイス。 ついでに、温野菜サラダも買い求めます。その他、明日の朝のパン等々もゲットしてご帰還。
早速、料理に取りかかります。金目鯛に塩コショウをし、片栗粉をまぶし(うちでは小麦粉ではなく片栗粉を使います。だって、この方がおいしいんだもの)、多めのガーリックオイルで炒め揚げします。 片面がこんがりキツネ色になったところで、温野菜サラダに入っていた、ジャガイモとカボチャとブロッコリー、カリフラワーも一緒に放り込みます。(このために、このサラダを買ったんです) そして、いよいよ主役のローズマリー殿ににお出まし頂き、フライパンの中に厳かにお入り頂きます。
この写真は、まさにその瞬間の写真。 おお、魚のきつね色とローズマリーの緑の取り合わせのなんておいしそうな! この写真は、後ほど、ローズマリーの主にお礼と共に送る予定です。 この前のバジルサラダの写真にもたいそう喜んでくれましたっけ。さて、フライパンに白ワインを振り入れた後、蓋を閉めて、しばらくの間、蒸し煮。 そして、この蓋を開けた瞬間が、すばらしかったです。ローズマリーの薬草のような、でも、おいしそうな香りが、蓋を開けたとたん、パーッと広がり、台所が一瞬にしてヨーロッパ(ハンガリーを想定)に変わります。ハンガリアンウォーターの香りは嗅いだことがありませんが、その中にドボンと飛び込んだ感じ。
料理って、もしかしたら、作っている時が一番幸せな時かも。
いつもとちがう、ハイグレードな金目鯛ムニエル、名付けてハンガリー王妃のムニエル」を楽しむことができた金曜日の晩でした。 今日もまた、ありがと〜 (^^)/~