アクリルモールドの成果

zabbon2007-10-01

今から数えて3日前の28日(金)は、30℃の暑さだったはずです。 しかも、この日だけでなく、その前までずーっと、来る日も来る日も暑い日々が続いていたと…記憶してます、が。
いかがなものか、この気候。今日の最高気温は20℃。 でも、体感的にはもっと寒かったかも。 先日の反省に基づき、秋の衣替えをしていた甲斐あり、本日、無事にカーディガン着用に及ぶことが可能となった次第でございます。
…などと気取るのが本日の目的ではありません。
すっかり忘れてました。9月に作った石けんのアップ。 この秋初めての作品です。
この石けん作りには新規投入アイテムがあります。 アクリルモールドです。 カフェ・ド・サボンというネットショップで買いました。 アクリルモールドは、指の先が切れそうなシャープな角の石けんを作るべく、世の中のソーパーさん達が使っている、ということは知っていましたが、今ひとつ、どうやって使うのかわからなかったので、手を出すのをやめておきました。 でも、ある時、カフェ・ド・サボンさんで、使い方説明つきで売っているのを見つけ、そこそこのお値段だったので、4〜5週間、悩んだ後に、縦型と横型の両方を思い切って買っちゃいました。 だって、こうやって使うと、ぴしーっと角の張った石けんが出てくるんだもの〜! だもんだから、家に届いて早々、9月の上旬のまだ暑い最中、作っちゃいました。
レシピは、zabbon定番のオリーブオイル70%、ココナツ18%、パーム10%、シアバター2%です。 その石けん生地を2つに分けて、「ペパーミントとラベンダー」のものと、「オレンジとシナモン」のマーブルのものを作りました。
そして、いよいよ型出しの時がやって参りました。
まず、最初は、縦型モールド(オレンジとシナモンのマーブル)の方。 これは何をやっているところかというと、モールドから石けんの固まりを取り出したところです。 結論だけ見てみると、たいそう簡単なように見えますが、どうしてどうして。 だって、石けん生地とアクリルモールドの壁面がビッチリくっついているんです。世の中、そうそう甘くはない、とはこのことです。
朝、目が覚めてからすぐに、石けん生地がまだ入っている縦型モールドを冷凍庫に放り込みました。 そして、1時間弱ほど冷やしてから作業開始。 しかし、出てこんのよ〜、これがまたぁ〜。
出かける前のわずかな時間、なんとかカタをつけようと、さんざんムリをしました。人間の洋服を肩口から脱がす時のように、アクリルモールドの縁に指をかけ、渾身の力をかけて押し出しますが、じわじわとしか押し下げることができません。ムリをするので、せっかくのツルツルの表面も傷だらけです。 
そんな努力にも関わらず、敢えなくタイムアウト。 しかたなく、そのまま放置。 つまり、この石けん、日がな一日、台所でまんじりともせずに過ごしていたというわけです。
そして、ようやく帰宅後、再び挑戦したところ、あれれ? ズルズルと型が押し下がります。理由はわかりませんが、結果オーライとなりました。
マジ、ホッとしました。 型出し難航中の「ひょっとしたら、永遠にこのままかも…」という思いがよぎる時ほど、旋律が走ることはありません。
とにもかくにも型出し成功。 これがその図。よく見ると、上の方10センチくらいの表面がボコボコになっています。 この成功の影には、zabbonが不在中ずっと、地球の引力と力を合わせて型出しに貢献してくれたユウキ食品株式会社殿の甜麺醤コチュジャンのビンの存在があることを忘れてはいけません。 これはもう、zabbonは一生、ユウキ食品株式会社殿についていくほかないでしょう。
そして、カッティングが終わり、できあがったのが冒頭の石けん達。 5.5cm四方のきれいなのに仕上がりました。 
それにしても、何やらこの構図、どこかで見たことがあるような…
そうそう、これこれ。
 
ちくわぶ石けん(星形)。
もしや、縦長の型出しなら「もう、任せて!(バン!←胸を手のひらでたたく音)」状態?
しかし、ここで喜んでいる場合ではありません。 横型ではもっと大変な思いを致しましたのでありまする。それはまた、別の物語。いつかお話しとうございまする。