ざぼん17号 

zabbon2007-10-21

10月に入って、ようやく猛暑の恐れがなくなったので、先々週の土曜日に石けんを作りました。 実質的にこの秋最初のロッドです。
今回の目的は、 「より美しく、スイートアーモンドと一緒に。」です。 以前、作った前田さんレシピの「最高に贅沢な石けん」の評判がよかったのですが、どうやらスイートアーモンドオイルのきめ細かやかで軽やかな泡立ちによるものらしいので、今期はこれを追求することにしました。スイートアーモンドオイルは高いのですが、金田油店でそこそこの値段で扱ってるんで、清水の舞台から飛び降りるつもりで、これをありがたく使わせてもらうことにしました。
また、色づけも路線変更。 これまでは食材由来の色素(赤パーム、シナモン、ココア等々)をメインに使用してきましたが、素直にウルトラマリンの他の色にも、より積極的に協力してもらうことにしました。 そういえば、去年の今頃は、「紫キャベツ」で楽しくトホホな石けん作りに励んでましたっけ…。まぁ、あれをしたからこそ踏み切れた決断だったのかもしれません。 人間、とことんまでやってみることは、何につけ大切なのかも知れません。
今回の材料は、こんな感じ。
 オリーブオイル   41%
 スイートアーモンド 31%(最高に贅沢な石けんとほぼ同じ配合)
 ココナツ      15%
 パーム       10%
 シアバター      2%

この配合で、合計1400gの石けん生地を作り、それを2つに分けて2種類の模様の石けんを作りました。
そのひとつめがこれです。 アクリルモールド横タイプを使って作りました。 上の写真は型出し直後の写真。冷凍庫で1時間凍らせた後、こういうスタイルでしばらく放置し、その後、じわじわと型を下方に押し下げる…、という非常に手間暇のかかる型出しなのです。個人的には、牛乳パックをベリベリと破り取る方が性に合ってます。

が、できあがった石けんは、こんなにきれい。90度エッジが手を切らんばかりのシャープさを醸してます。 
モールドを変えるだけで、こんなに芸風が変わるとは…ううむ。 ついでに写真もきれいモードで撮ってしまいました。オフィシャルネームを何としようか、考え中。「オホーツクの流氷」とか「青い氷」とか…。ううむ、プァ〜だのう。
が、ひとつ、この石けんには欠点があります。 香りを入れ損なったのです。 なので「無香料」。ま、香りがついている石けんが好きではない人もいるので、よしとします。 色を付けなかったら「赤ちゃん用」などと言えたのになぁ。 一応、大人用石けんです。
香りを入れていたとしたら、この石けん、ローズマリーユーカリ・ラベンダーのドライ系でまとまるはずだったのに…