ざぼん21号(マーブル実験1)

zabbon2007-11-10

この前、ざぼん20号の年末年始の贈答用石けんで、軽く準備運動をしましたので、いよいよマーブル探索の旅に出立致しました。
狙いは、色とりどりマーブル。冒頭の写真のように、ピンク、水色、青、黒の4色の混ぜ込み用の生地を用意しました。黒は竹炭パウダー、あとは、ウルトラマリンを使いました。ピンクのウルトラマリンってものもあるのを発見したので、今回、初使い。 (←使用実績がないものを使うコワイもの知らずさ。)  それに、地の薄い黄色を合わせて、なんと5色の石けんです。
材料は、こんな感じです。
オリーブオイル   68%   ココナツ      19%
 パーム       11%   シアバター      2%
 鹸化率90%、水分35%、/気温23℃、湿度50%
 (香)ローズマリー、ラベンダー、オレンジ、ユーカリ ←調香は自己流。

生地にトレースが出てきたら、準備しておいた小さい器に取り分けて、それぞれ色の素のパウダーを混ぜ込みます。
この作業、思ったよりも大変! (~O~) 
脳内シュミレーション以上に時間がかかってしまい(たぶん10〜15分くらい)、ここまで準備が整った頃には、大きなボールの黄色い石けん生地は、固めトレースになりかけていて焦って汗が出ました。(←ダジャレ)
ともかく、努めて冷静さを保ちつつ、ボール内での色調合にとりかかります。
濃い青や黒と一緒に混ぜると全体が濁ってしまうかもしれないので、まずは、ピンクと水色の生地から混ぜ込みます。 
ピンクと水色の組み合わせがなんとなくきれい。後から、黒と青の生地を入れた時点でもう一度混ぜることを考え、ざくっと1〜2回混ぜました。



次に、青と黒の生地をポンポンと置き、ゴムべらで底の方からザザザっとかき混ぜます。
かき混ぜていくうちに、トレース固くなりすぎ現象が起き始めたのと、黒と青が全体を濁し始める予兆を感じたので、「ホントウにこれで大丈夫か…」と、不安と心配と緊張におしつぶされそうになりつつ、この段階の作業をとりやめ、


モールド中央上から、ダーッと勢いよく流し込みます。
トレースが固くなりつつある時だったので、ちょっとボトボト感触もあったので、とても心配。 しかも、モールド越しに見る限りにおいては、ピンクの分量が少なすぎる不満も。
でも、やり直すができないマーブル、とにかくこれと心中する覚悟で保温箱へ…。

そして、できあがったのがこれ。
ハッキリ言って、混ぜすぎ!
ピンクも青もみんなまぜこぜになってしまってて、そこに黒と青が中途半端状態に浮き出て、やっぱ、心中する覚悟を持ったのは正解だったようです。 
撃沈。
しかし、全地球人類が目にするざぼんにアップする以上、写真くらいは美しく取らねばなるまい、これぞ最後のプライド、とばかり、この写真の撮影には力を入れました。

一番きれいにピンクと青が出ている1個を選び、朝の柔らかい光がきれいな時間帯を選び、背景も美しく整え…。
いわば、ざぼん21号、最大瞬間風速的「美」、一瞬の切り取りです。なので、この写真の撮れ具合のみ、満足して、ざぼん21号は、終了するのでありました。