ざぼん25号 月桃茶の石けん

zabbon2008-01-09

昨年12月にできあがったもうひとつの石けんは、去年の夏のおいしそうな石けんの会で頂いた月桃茶を使った石けんです。
月桃茶は、沖縄のお茶で、ソーパーさん達が石けん作りに利用しているのを目にしていましたが、手にしたのは初めて。使い方を教わったところ、ミルサーで細かくしたものを油に漬け込んで、色と香りを油に移すといいんだそうです。いわゆるインフューズドオイルです。 インフューズドオイルなら、zabbonだって、これまでもバラやカモミールで行ったことがあります。でも、お茶は初めてです。
あ、その前に、材料はこうです。
オリーブオイル 53%  アーモンド 16%  ココナツ 19%
パーム 10%   シアバター 3%
鹸化率90%、水分35%、/作成時気温20℃、湿度60%
(香)ローズマリー小さじ1、ペパーミント こさじ2


これが月桃茶をインフューズしたオリーブドオイルです。
オリーブオイル400gに対し、細かくミルした月桃茶を20gで、5週間かけて作りました。でも、油を漉し取ったら、オリーブオイルの60gがどこかに行ってしまいました。この辺りのカラクリ、サラリーマンの毎月の給与と税金の関係とたいそう似通っていると、またもや恨みがましく。(ぶー)

…せちがらいこの世を生き抜く悲哀はさておき、楽しい石けん作りです。
こうしてできあがった月桃茶のインフューズドオイル、すばらしいです。 爽やかで香ばしい香りと、美しい緑色を移し取って、そばに置いておくだけで清々しい気分になる油です。
緑色の石けんを作るために、これまでいろいろ試行錯誤してきましたが、こういう方法もあったんだと大発見。しかも、色だけでなく、香りもつくから、ダブルで嬉しいです。 月桃茶に限らず、お茶系のインフューズドオイルには、明るい未来が横たわっていると言っても過言ではありません。
香りは、ドライ&爽やかさのイメージをふくらませて、ローズマリーとペパーミントを加え、型入れしました。アクリルモールドを通して、緑がとてもきれいです。

そして、できあがった石けんの端っこを切って正方形にしてから、ハンコを押して、完成です。
渋い和風石けんに仕上がりました。 抹茶もなかのような、抹茶ようかんみたいな和菓子風。
それに、ミントの香りもさわやか。 ローズマリーよりもミントの方が今のところは香っていますが、そのうち、逆転するのではないかと思います。 香りも時間の経過と共に、どんどん変わるものですから。 
この月桃茶石けん達も、おおかたは、年末年始の贈答用で旅立ってしまいました。受け取って下さったみなさん、喜んで下さいました。 石けん作りは、人と分かち合える喜びを与えてくれるところも楽しいんだと思います。
そうそう、最後に大切なこと。この月桃茶石けんを下さったtoakonさま、おかげさまで、新境地開拓となりました。あらためて、ありがとうございます!