春を食す 〜たけのこ・ふき・かつお〜

zabbon2008-04-06

週末は、お天気にも恵まれ、温かくてとても春らしい陽気でした。
こういう時は、お散歩に行くのが一番楽しい過ごし方ですが、相も変わらず、スギ花粉禍に見舞われているため、せめて、食生活で春を満喫しようということにしました。
話はそれますが、nepiaの「鼻セレブ」って、名前に恥じないセレブティッシュです。 しっとりしてなめらかで、まるで絹の布のよう。 ひと箱300円(200枚)と、決してお安くないお値段ですが、せめてティッシュペーパーくらい贅沢してもいいのでは、という気持ちにかなり応えてくれる品質です。しかも、ゴマちゃんとウサギさんとの2種類のパッケージがあって、どっちもかわいいので、次は「ウサギさんにしようっと。」という気にもさせられます。 あっぱれ、nepia殿、旨いこと商売上手です。
けど、ティッシュのことをほめている場合ではありません。 どちらかといえば、「次はウサギさん」なんていうことなく、1日も早く、必要でなくなってほしいのがホンネのところです。
で、たけのことふきですが、両方とも下ごしらえが必要です。
たけのこは、皮をつけたまま、ぬかを入れたお湯でグツグツ1時間ほど煮続けます。 その後、自然に冷ました後、皮を剥いて、下ごしらえ完了。 「皮を剥いて」と簡単に言いますが、どこまで剥いたらいいのか、本当に迷います。 zabbonはケチな性分なので、あんまり剥かなかったら、ちょっとエグみのあるところが残ってしまいました。 たけのこの皮は、お金持ちの人に剥いてもらうべきシロモノのようです。(ちなみに、zabbonは梨向き)
ふきの方は、お鍋に入る長さに切った後、まな板の上で塩でゴロゴロともんだ後、お湯に入れて、ほんの1〜2分、湯がきます。 塩をまぶすのは、ふきの発色をよくするため、湯がくのは、トマトの湯むきと同じように皮を剥きやすくするための措置のようです。 
湯がいたふきを冷水にとって冷ました後、ストリングチーズのように皮をスーッと剥いて、左の写真のように、下ごしらえ完了。

←両者(たけのことふき)の下ごしらえ完了の図。 ふきの透明感溢れる緑色が光っているかのよう。 お菓子で使うアンゼリカは、ふきの砂糖煮ですが、この色を見た異国の先人が、何かしらに使いたいと思ったのもうなづけます。 たけのこも、黄色っぽい白いお肌がツヤツヤできれい。
そして、両者をカツオだしと醤油・みりん・砂糖で煮付けました。(冒頭の写真) たけのこの剣先がやわらかくてシャクシャクしておいしい! ちょっぴりトウモロコシと似た味がするのも好きです。 
まさにニッポンの味、春の味です。 ふきの香りと、たけのこの甘さと歯触りが春を連れてきました。

そして、かつお。漬け丼にしました。
たたきにして売っていたかつおを買ってきて、それを家でスライスしてタレに漬け込んだものを、ご飯の上に乗せて「丼」としたものです。 タレは、しょうゆ・みりん・すり下ろしショウガ・すりごまです。
これを、温泉玉子と薬味のミョウガやしそと一緒に盛りつけて完成! 
こちらもまた、春の味。(正確に言えば、初夏の味か?) かつおってお魚ですが、お肉のようなボリュームと食べ応えがあります。 まるで、ユッケのような味わい。 今週末のzabbonは、元気がなくて、石けん作りをあきらめてお昼寝をするなど、不本意な過ごし方をしましたが、これを食べて元気になりました。
まだ、スギ花粉は飛んでいるけど、少なくとも寒い冬は過去のものとなったことを確信させてくれた春の食べ物達でした。