ざぼん34号の秘密 〜筒型石けんの作り方〜

ところで、前回のざぼん34号の作り方についてご質問を頂きましたので、zabbon流丸型石けんの作り方をご披露致します。 本邦初公開。
…なんて、zabbonの筒型(丸形)石けんの作り方は、大いばりして、そっくり返って、呼ばわるほどのものではありません。 たぶん古典的かつポピュラーな方法です。
筒型の石けんを作るには、ものの本には「プリングルス」(zabbonはオニオンサワー味が好き!)がいいと書いてありますが、もう一回りスリムな方が好きなので、チップスターサイズを愛用しています。 それに、このポテチには中包装があるので、筒の内側がシオシオになってなくていいんだもん。 
これを石けんの型に使うには、この写真のように、筒周りをラップでピッタリ覆って、輪ゴムでとめておきます。 
そして、石けん生地は、なんとそのまま流し込んでしまうんです。型入れすると、結構、浸みてくるの少し焦りますが、ラップが守ってくれるから大丈夫。 トレースも、必要以上に固くする必要はありません。
そんなわけで、型出しの時も「型出し」ならぬ、「型破り」っていうスタイルにならざるを得ません。 冷凍庫に1〜2Hほど放り込んで、表面を冷やし固めた上で、びりびりびりびり…っ!てな感じです。 ちょっと乱暴かしら。ホホホ。

その証拠に、ざぼん34号のお肌には、紙筒の斜めの筋がスッと刻み込まれてます。 それと、お肌が少しさめ肌。これが「びりびりびりびり…!」の残照。 筒の紙を剥く時に、石けんのお肌の部分を少しずつさらってしまうワケなんです。 
でも、これはこれで好きになってしまえば問題なし! 切り口と外側の濃淡のコントラストが手作りっぽくってzabbonは気に入っています。
でも、もし、外側もツルツルの丸形石けんを作りたい場合は、ホームセンターなんかで売ってる塩ビパイプを使うといいって聞いたことがあります。
使ったことないけど、チューブモールドのように使えばいいのかなぁって思います。 今度、やってみようかな。
そうそう、くだんのプリングルスでは、あまりさめ肌にならなかったような気がしますが、たぶん、筒の内側に貼ってある銀色のシートのおかげかも。 これで満足しないで、もっとあれこれ探してみようっと。