ざぼん47号(s10) スースー石けん、千秋楽

ハッと気付くと9月。
本日の朝の通勤電車はたいそう混んでて、ああ、「夏休みも終了〜!」の絶望感とため息が充満していました。 そして、秋を目前に、10バッチ作ったスースー石けんも、いよいよ千秋楽。 ざぼん47号(S47)。最後のバッチの巻です。 
コンセプトは、塩を入れずに前作品(z45&z46)を作ること。 例のアクシデンタル塩投入事件により、より一層、ピンクと青がきれいな石けんを作りたい、という熱い思いが、高まってしまいました。  材料はこうです。
ごま油(25%)、アーモンド(25%)、オリーブ(19%)、ココナツ(15%)、パーム(13%)、シアバター(3%)
 色)ウルトラマリン青、ウルトラマリンピンク
 香)マジョラム、ローズマリー
 オプション)メンソールクリスタル(油に対して5%)

   鹸化率93% 水分35% 型入れ時生地温度45℃  室温25℃/湿度45% 晴れ 2008年6月14日作成
だいぶ気温と湿度が高くなってきたので、鹸化率を93%に上げ、そのかわり、シアバターをいつもより若干、多めに配合しました。 そして、アーモンドとごま油(白)が25%ずつにしてみたのも、新しい試み。

相変わらずトレースは、激早でしたが、もう慣れたもの。 そうそう何度も足を取られてばかりはいられません。 テキの裏を読んで、早めにオプション投入&型入れ完了したので、全く以て問題なし。 どんなもんよ、ふん。
型入れと型出し直後の様子。 青とピンクのマーブルです。 上手にできてるかな…。 マーブルはカットするまで、使ってみるまで、その全容がわからないところがドキドキです。 だから好き。スリリングで面白いから。
そして、スリリングカット後の熟成中の様子。
この箱は何かというと、4合ビンの吟醸酒が格納されていた化粧箱です。だから、ごたいそうな金色をしています。 幅も適度にあるので、互い違いに置くことができ、乾燥&熟成にピッタリです。 4合ビンは、あっという間にカラになりますが、箱はこのように長く役立つのです。
この箱の底に、すのこの様なものを敷き、底面の風通しもよくしてあります。 石けん1バッチ分が、あつらえたように、程よい空間を保ちながら、スッキリと納まるのも気に入っています。 
うちの熟成エリアには、この手の箱が、どん!どん!どん!と積み重ねられていて、すごく邪魔くさいです。


さて、できあがり。
目分量で、青&薄い青&ピンクを、1:1:1でマーブルにしてできたのが、この模様。
若干、青がキツかったような。 次回は、もう少し、ピンク系に偏った甘〜いイメージのを、ローズの香り(フレグランスオイル可)で仕込んだのを作りたいのぅ、と思いつつ、前回、デッドシーソルトを間違えて入れたからこそ、この世に生まれ出てきたざぼん47号。 思い切って記しますが、とてもきれいなのができて大満足。 


これで、2008年春〜夏の石けん作りはおしまい。 とても楽しい、スースー石けん10バッチ作りでした。 いっときは、このまま秋になるのではないかと恐れていたこの夏の暑さも、めでたくぶり返し、再び大活躍のスースー石けん達。 ここ数日、再び、ああ、作って良かった、としみじみしています。
そして、石けん作りは、夏の間、灼熱地獄を見るざぼん宅では危険?(←単に、いい石けんができなくなる、というだけ)なので、秋の到来までジッとガマンの子。 
9月下旬頃から、作り始めよーかなぁ、などと目下、計画中。