お萩

ところで、「暑い」って何でしたっけ?
…と誰彼構わず聞るような、今日この頃のお天気。いつもいつも意表を突くお天気を披露されるお天道様にはかないませんことよ。
ま、「暑さ寒さも彼岸まで」のセオリーは守ってくれましたが。
ところで、かれこれ一週間が経ちますが、先週の秋分の日はお彼岸ということもあったので、お萩を作りました。春はぼたもち、秋はお萩、のお萩です。それを手作りしてみたのです。
小豆を買ってきて、ぐつぐつ煮て、あんこを作って、その傍らで餅米を炊いて、それを結び、あんこの衣をまとわせる、という手順です。
…こう書くと簡単なんですが、時間にすると4〜5時間かかったのではないでしょうか。お昼過ぎに作り始めて、5時過ぎにできあがったのですから。
そして、こんなのができあがりました。とてもおいしそうです。
ところがです。何がよろしくなかったのか、おいしくないのです。皮が固くぼそぼそと残ってしまっている。あんこのなめらかさやしっとり感がほとんどないのです。
あらら…失敗。北海道産の「大納言」というブランド小豆を背伸びして使ってみたのがよくなかったよう。普通の小豆よりも粒が大きくて立派なのですが、その分、柔らかく煮るのが難しいんじゃないかなぁ、と分析。
で、余ったお萩をどうしたかというと、ご飯とあんこに分解し、おしるこにしました。
あんこで作ったおしるこの中に、オーブントースターで焦げ目をつけたお萩の中身を投入しました。餅米を結んだだけなので、食べているうちにポロポロと崩れてくるのですが、それはそれでおいしい。小豆リゾット?…みたいな感じ。
まぁ、そんなこんなで、お萩の方はあまりうまくいかなかったのですが、もっと別にいいものができあがりました。それはそれで、また今度。