いわしの塩焼き+αがうまい

勤労感謝の今日、朝から雨模様だったので出かけるのはやめにして、石けんを作ることにしました。
ココアバターとはちみつを共通部品にし、それらを夏みかんピールとシナモンで色づけしてそろりそろりと重ねてレイヤーにしようという算段です。
そして、おりしも繊細な作業が問われる型入れ時のこと。スカパーで放送していたのを家族が見ていたらしく、居間から宇宙戦艦ヤマトのテーマソングが流れてきました。高らかなトランペットの音色が景気よく、そして威勢のいい例のあの曲です。当然、佐々木功の歌つき。これを聞いたら、一緒に歌うのはおろか、手元も景気よく威勢良くなってしまっても、しかたあるまいと思います。…なので、今日の石けん、できあがりがとっても心配です。
で、今日の本題、いわしの話。
いわしの旬は、春から秋にかけてなので、もうそろそろ終わりなのですが、この期に及んで、バカ旨い食べ方を知ってしまいました。あまりにおいしいので、先週から今週にかけて2回もテーブルにのせてしまった食べ方です。
それはこんな感じです。
普通のいわしの塩焼きに、レモンとオリーブオイルとパクチー(もしくはコリアンダー、もしくは香菜)をかけるのです。ポルトガル料理のお店で知った食べ方なのですが、さすが西洋は地中海のいわしはおしゃれです。
しかも旨い。ものすごく旨い。ポルトガル人も大好きなお料理だそうで、一度に6匹、男性は10匹食べるんだそうです。そして、ツウになると「+α」を漬けず、つまり単なる塩焼きを好むのだとか。
これにポルト酒などを出会わせてみると、もう仲人冥利に尽きるでしょう。次に生まれてくる時はポルトガルがいい、と思う人も多かろうと思います。また、ポルトガル人が日本でさかんに布教活動を行った理由も容易に想像できます。本国と同じにいわしの塩焼きが食べられる国が、このアジア広しと言えども他にあろうか(いや、単にzabbonが知らないだけではないかと思いますが)。
もうそろそろ終わりのいわしですが、早くも来年の春夏が楽しみになってきました。