夏みかんピールとゴートミルクの石けん

年をとるにつれて一年がどんどん短くなる、と言いますが、今年もまた、それを実感する時期を迎えました。zabbon周りの遠からぬ関係の3人の人間が、冒頭の台詞を口にするのを聞きました。
とにかく年末です。だからなんだ、の年末です。知るかそんなの(主に大掃除)、の年末です。
でも、宴会は大切です。本日も行って参りました。神楽坂のとある焼き鳥屋さん。8種類の串焼きをメインキャストに置き、その脇役を生野菜とつきだし2種、スープにやきお、そして寒天デザートで固めた2500円のコース料理。順番にお行儀良く運ばれてくるのをカウンターでつつきながら、「今年もいろいろあったね。来年はどうする?こうしたいねぇ?」などと話しながら2時間半。ああ、宴会はいいなぁ。一昨日、お腹の風邪でグッタリ寝ていた病み上がりの身にも関わらず、いいなぁ。この広大で寂しくて星だらけの宇宙空間の中に、こういう暖かで平和な空間があって、そこに自分がいることがいいなぁ(←いまだに例の感覚から抜け出せてない)
ところで、宴会とあまり関係ありませんが、石けんも作ってます。
夏みかんのピールをミルで細かくしたものと、ゴートミルクパウダーを混ぜ込んだ石けんです。
名付けて「夏みかんピールとゴートミルクの石けん」。全くひねりのない、そのまんまの名前です。しかし、両方とも大切なので、省略したり隠したりしたくないのです。
特に、夏みかんピールは、例の草木初めのおばさまの手作り。「zabbonちゃん、夏みかんでピールを作ったのよ。石けんに使うといいよぉ。」とわざわざ送り届けてくれたのです。
梅雨入り前の5月の風で念入りに乾かしたので、あの暑くて蒸した夏にもカビのひとつも近寄らせず、お砂糖のような甘い香りと夏みかんのさわやかな香りの両方を兼ね備えた仕上がりになっているのです。なんてぜいたくな素材。おばさま、ありがとう!
ここにゴートミルクパウダーを加えて、まろやかさも加えてみました。
冬休みは、このヒト達をおばさまの元に里帰りさせるために、きれいに飾って包むことにします。