模様作りは難しい

暑い日が続きます。人に会うと「暑いですね〜」、テレビをつけると「暑いですね〜」、ラジオを聞いても「暑いですね〜」。
しかも、節電の夏(電気余ってる説もありますが)、こういう時は仕事は当然中断、自宅に戻り、クーラーを入れず、涼はビールに頼るのみのランチをとり、昼下がりは午後の熱風を肌に受けながらシェスタを楽しむ、というラテン系の夏を過ごしたいものです。いかんせん、クーラーなどという文明の利器があるばかりに、こんな暑くても働かされている現代人。クーラーよりも昼寝を選びたいヒトも多かろうと思います。
で、今年も活躍し始めました、zabbonのスースー石けん。


これら2種類の石けんは、同じように見えますが、デザインは違うつもりです。ピンク色の石けん生地とベージュ色の石けん生地を使い、マーブル(左側)と、レイヤー(右側)を作ったつもりなのですが、しかし、見分けがつかない…。特にマーブルの方は、ピンクとベージュの色味が近いから、ぜんぜんマーブルに見えないのが悲しい…(涙)
色つけですが、ピンク色の方はローズソルトとピンククレイで、ベージュ色の方はフランキンセンスパウダーを使いました。これらは、去年の秋、石けん作りシーズンが始まった頃に買った材料なのですが、ここで白状すると、スースー石けん作りは、その在庫処分も兼ねているわけです。ある意味、つじつま合わせというか、縁は異なもの味なもの、ということで、出会うはずのない材料同士の出会いの場を作るお見合いおばさんなわけです。
しかし、今回のお見合いおばさんはミッション・アンコンプリーテッド。出会いは失敗、マーブルの面白さを醸していない石けんを作り上げてしまいました。この石けんは今、zabbonの傍らで「同じような色味のものをマーブルにしても意味がないんだよ〜っ!」と、声高く訴えています。「はいはい、わかりましたよ、ワタシャ間違ってましたよ…」
でも、スースー石けんとしての役割は、これ以上ないくらい完璧。毎晩のお風呂タイムは涼しくてまるで天国。一日の暑さがここで洗い流されます。先日、中国の四川省で雪が降ったそうですが、zabbon宅のお風呂場でも一瞬の冬が来たかのよう…。
で、今週は時間の隙間を見つけて、ラベルデータを作り、カラープリンターで印刷し、カッターで切り離し、クッキングペーパーで包んだ石けんに貼る、という作業を進めました。もちろん、おまちかねの皆様にお届けするためです。見た目はどうでも、スースーをお望みの方々がたくさんいらっしゃるのです。