桜エビのかき揚げ

天ぷらといえば、やはりかき揚げが一番おいしい、というのが、万人共通の正直なところでしょう。　しかし、作るのは、この上なく難しいもの。上手に揚げることができるのは、プロの料理人か熟練腕利きの主婦か、と言われるくらい、テクニックが必要な揚げ物、だから、普通のかき揚げはもちろん、桜エビのそれも同様に、自宅で作り、自宅で食すのはムリだと思い込んでいました。
しかし、なんということでしょう。
zabbonにも、桜エビのかき揚げを作ることができました。
かき揚げなるもの、手のひら大の円盤状をしているもの、との固定観念を打破した「落とし揚げ」なるものに遭遇し、「おおっ！なるほど〜！」と目からウロコの思いをしたのでした。　
そうよそうよ、桜エビをたくさんではなく、５〜６匹ずつくらい少しずつ、油に落として揚げるってやり方があったのね！　そうすれば、崩壊するかき揚げ円盤に心かき乱されることもない。しかも、味は一緒。いや、よりいっそうカリカリ度が増すし、さらにしかも、小さいので食べやすい。ああ、なんていうこと。こんな方法があっただなんて。
おかげさまで家で熱々の揚げたて桜エビの天ぷらを食べられる幸せをじんわりとかみしめました！
ああ、これを知った今日まで生きててよかった。
グレイス樽甲州もキリリ酸味とほのかな甘みで豪勢に桜エビのかき揚げを伴走してくれました。