たけのこパスタ

zabbon2010-03-26

春はたけのこ、いとおかし。
ふきのとう、タラの芽天ぷらも、曰く断ち切りがたいものですが、しかし、皮付きのたけのこを買ってきて、大きな鍋で、水と米ぬかでもって気長に湯がいた後、自然に冷まし、皮をくるくるとむいて、そして、食するのに比ぶれば、確実にこちらに軍配が上がるというもの。
とにかくおいしいのであります。湯がいた当日は、そのまま切って、塩をサラサラと振って、サクサク歯触り良く頂けば、少しトウモロコシに似た感じの風味が口いっぱいにひろがって、春の愉悦が踊り出します。
その翌日や翌々日は、あぶってさっと醤油をかけてみたり、カツブシを効かせた土佐煮にしたりすれば、これまた体の中に春の元気が充ち満ちていくわけです。
今回のロッドでは、バジルソースと合わせて、たけのこパスタにしてみました。もちろん、おいしい。言うまでもありません。
生のたけのこを自宅で処理するようになったのは最近の話ですが、なんでもっと早くそうしなかったのかと、後悔しきり。でも、煮たり冷ましたり、その後、調理したりと、とにかく時間と手間暇がかかるんです。会社が休みの時くらいしかできやしない。けど、水煮のたけのこなぞ、とタンカきれるくらい、風味が雲泥の差。この季節だけなんだもの。手間暇かけて、自分達を喜ばせるくらいのことはしたいものです。
そういえば、手作り石けんから始まって、家で手作りするものやことが多くなった気がします。最近は、不景気だからおうちご飯、という風潮があるようですが、zabbon宅では、「おいしいから好きでやってる」手作り生活。旅行の時以外は、外食をほとんどしなくなってしまいました。
こういうのが好みになるのは、やっぱ、年の功というものかのぅ。(ちなみに、たけのこの下処理および本調理の主担当は家族であり、zabbonではありません。好きでやってみたいなのでお相伴にあずかってます。)