ねむの木 一大事

zabbon2006-06-25

この前、アゲハ(の幼虫)がやってきたゆずの隣には、ねむの木がいます。
ねむの木の「合歓」って字、たくさんのお花が、夏の青空に向かって大きく口を開けて、楽しく歌っている様子を想像させる。いい字だな、って思う。
ところで、うちのねむの木は、ここ数日にわたって大変な災難にあいました。
今年もいつも通り、6月の上旬頃、最初のお花を咲かせました。ピンクのポンポンみたいなちょっと風変わりのかわいい花。桃のような甘い香り。糸のような花びらに触ると蜜がペタペタ。
今年は花のつきもいいようで、次から次へとポポン、ポンと咲かせていたので「ちょいと今年は快調じゃん。いい子だね」ってほめていました。
しかし…、ここ数日、調子がおかしいってことに気がついた。花の周りの葉が丸まったり、茶色く枯れたり、しおれたり。どうみても健康的ではない。花を咲かせるのは体力がいるから仕方ないのかな、と心配しつつ、近寄って、よーく見てみたらたいへん!
アブラムシと緑の小さい羽虫がいっぱいくっついている!うひゃぁ。
甘くてベタベタした蜜がついたままの枯れた花が、枝や茎にひっかかってそのままになったところに、虫たちが集まってきたのです。特に今年はハイペースで咲いていたので、こんなコトになってしまったのです。これじゃあ、元気がなくなるのも当然。
ということで、早速、対応策を。まずは、殺虫剤で虫を追い払う。(虫さん、ゴメン。)その後、枯れた花を取り除き、ベタベタの蜜を洗い流します。洗い方は、水を入れた小さいバケツに葉と茎をバシャバシャつけて振り洗い。いわば、シャワーではなくお風呂。この方が、残った虫にも威力を発揮します。水を換えること数回。患部周辺+健康な方の枝もお風呂に入れてあげます。ついでに、周りのゆずやビワもうらやましがっていたので(ホントかいな)、同じようにして少しだけホコリをとってあげます。
さて、入浴も終わったし、仕上げの殺虫剤を…と思ったら、肝心のねむは、葉っぱをみんな閉じてしまってました。ねむの葉っぱは、夜間や雨の時は、オジギソウのように閉じてしまうのですが(なので、zabbonはその昔、オジギソウが大きくなったのがねむの木だと信じてました。)、突然のお風呂に驚いたにちがいありません。
これでは薬をまいてもしょうがないので、葉っぱがもう一度開くの待っていたら、そのうち夕方の就寝のお時間になり、結局、開かずじまい。
仕方ないので、明日の朝、出かける前に散布することにしました。忘れないようにしなければ。