人体実験結果報告(スィート・オレンジ・アロマバス)

zabbon2007-12-05

別に人体実験をしようと思ったわけではないのですが、結果的にそうなってしまったが故に発見した(っていうか、あらためて確認した)事項を、ここに報告しようと思います。
昨日ですが、帰宅後、とっても疲れていたので、少しは自分にご褒美を、ということで、虎の子の隠し財産「ネロリ」(この写真→)を使ってアロマテラピーをすることにしました。 部屋で焚くのも悪くありませんが、ここは時間短縮と入浴との相乗効果を狙い、お風呂で使用に及びました。
アロマテラピーの本には、お風呂でたらすのは5滴と書いてありますので、そのようにしました。 仄かなネロリの香りが漂ってきて、いい香り〜です。 でも、物足りなくて、さらに5滴投入。おぉ、より鮮明にいい香りが分かる! ふ〜ん。 ジックリ嗅いでいると、ネロリの香りがオレンジの香りによく似ていることに気がつきました。 
そりゃそうです。だって、ネロリって、オレンジの花なんだもの。 オレンジのエッセンシャルオイルに比べたら、全然薄くて、もっとお花っぽくて、ほとんど別物なんだけど、でも、根っこは一緒、っていう感じ。 そっかぁ、ネロリとオレンジは親子なんだなぁ…と夢心地に思いながら、うっとりしてました。
そして、翌日の今日。 本日もアロマバスをしようと思ったのですが、昨日と同じことをするのも何やら敗北主義な気がしたのと、虎の子「ネロリ」をそうそう易々と度々(←繰り返し言葉による強調表現)、使うのは憚られたので、昨日の発見を活かし、スィート・オレンジを使ってみることにしました。
しかし、アロマテラピーの常識に、「スィート・オレンジなどの柑橘系は、素肌に浸けてはいけません。その理由は、光に当たるとそこがシミになったり、かぶれたりするからです」、というのがあります。 それが頭をよぎり、少しばかり気になったものの、スィート・オレンジのエッセンシャルオイルを入れて作った手作り石けんでは、何ら問題なく、むしろ快適なので、「ま、いっか」と使うことにしました。 で、お風呂には、最初、5滴ばかり入れました。でも、ビンの底の方にちびっと中途半端に残っていたので、「えいや〜、入れちゃえ〜!」と、ドボドボドボ…。うーん、オレンジの濃厚な香りがいいわぁ〜と天国気分。気分を明るくする作用があるっていうけど、本当にそうだなぁ、などと感心していられたのもホンの数分。 
うっとりしている最中、異変が生じてきました。何やら、皮膚がピリピリするのです。 「ん?んん?んんんっ? なんかヘンだぞ。お肌がチクチクするぞ。も、も、もしやこれは…?!」 気がついた時には、もう全身、カユカユピリピリ状態。 そして、脳裏を横切るのが、ずっと前に、いよかんの皮をお風呂に入れた時のこと。あの時は、今と全く同じ状態になったんです。 ピリピリチクチク、ガマンできなくなって、急いでシャワーで洗い流したんだっけ。
で、結論。  スィート・オレンジのエッセンシャルオイルでアロマバスは、やってはいけません。 zabbonは敏感肌ではなく、フツー肌なのですが、そんなの関係ありません。 たぶん、無事で済むようなお肌の持ち主はいないんじゃないかと思います。 幸い、今は何ともないけど、あのチクチク感は危険そのものです。 オレンジだけではなく、グレープフルーツやレモン、ユズやベルガモットなんかも同じだと思います。 また、柑橘系のエッセンシャルオイルでそういう症状が出る、ということは、香り成分自体に肌にかゆみを生じさせる作用がある、と言えるんじゃないかと思います。 但し、あれがウワサの「光毒作用」というものなのか、それとも、他の作用なのかはよくわかりません。 その点を解明するには、真っ暗闇の中で、再実験してみるのが一番かと思いますが、さすがのzabbonも、そうする勇気はありません。 今後は素直に、虎の子「ネロリ」他をちびちび使っていくことにしました。
そうそう、手作り石けんに使った場合に、全く影響なし、ということは判明済みです。この辺のメカニズムはどうなっているんだろう…。苛性ソーダの洗礼を受け、1ヶ月の熟成期間を経るプロセスのあたりに解明のカギが隠されていそうです。