ジュニパー・ベリー、その後

zabbon2010-07-30

さて、くだんの手作りジンのその後。
つい先日まで、この状態のものを、次は蒸留器で蒸留しなければならないと思い込んでいたので、おっくうでついつい放置しておりました。
でも、それは勘違いだと言うことがわかり、早速飲んでみました。ただし、やはり、人体実験の会なので、いきなりたくさんゴクリとするようなことはせず、冒頭の写真のようにほんの少しコップの底に入れ、スピリッツだからロックでいってみました。
ま、この濃厚な色を見た時から、いやぁな予感はあったし、全て後からわかったことだし、自分のバカさ加減に今さらうんざりすることもなかろうかと思いますが、ジンの香り付けって、決して、ジュニパー・ベリーに漬け込むわけではなかったんですね。「ジュニパーベリー(Juniper berry、ねずの実)の上に流すことによって香り付けがされているのが特徴的。」とのことなので、おそらく、サラサラとほんの数秒、ジュニパー・ベリーの上をなぞるように流す程度の工程なのではなかろうかと思います。
なので、こんなにたくさんのジュニパー・ベリーに2ヶ月も漬け込んだ末、できあがったものがジンではなく、ジュニパー・ベリーのチンキであったとしても、不思議でも何でもありません。
山ほどできあがりました。チンキが。
空き瓶1本を満たしてもなお、これだけの量が残っているんですぞ。こんなにたくさん、ジュニパー・ベリー・チンキを作るって、どうよ?
…使い道を考えてみました。
まずは、当初の目的であるところの飲用。普通のウォッカに数滴垂らして、アドオンメイド・ジンにしました。これはわりあい大丈夫。しかし、安全安心な気がしません。これでは手作りのアドバンテージがとれません。
次に試したのが手作り化粧水。これはもちろんOKです。謳われている効能としては、「利尿作用により身体の老廃物を一掃、さっぱりさせてくれます」 …これは、すいかやきゅうりと一緒です。でも、「腎臓を刺激する場合があるので、腎臓疾患の人は注意。」だそうなので注意が必要です。
次に、「心を静め、集中力を増してくれます」とのこと。寝る前に使うにあたっての不安もありますが、まぁいいでしょう。これから先、2年はジュニパー・ベリー化粧水を楽しめることが約束されました。
あとは、エアフレッシュナーとか、ヘアスプレーとかで、むりやり使うことも視野に入れなければなりません。そうそう、うがい薬と混ぜて使うという方法を家族が提案してくれました。(が、続いていません)
こうなったら、グリセリンと精製水とセットにしてよそ様(まずは身内から)に差し上げ、「これで手作り化粧水が自分で作れるよ〜。楽しいよ〜。保存料が入ってないからお肌にやさしいよ〜。人がやってないことだよ〜」などとそそのかし、一緒に使ってもらうことくらいでしょうか。