狐につままれた話 〜サンダルウッド抽出油の石けん〜

前に、サンダルウッドパウダーで漬け込んだ油で石けんを作ると、濃い赤紫色のそれはそれは美しい石けんができる、という話を聞きつけ(正確に言うと読みつけ)、あれからだいぶ経ってしまいましたが、実行に及びました。
そして、サンダルウッド抽出油に、苛性ソーダ水を添えると…
おお!なんということ。
みるみるうちに、濃い赤オレンジ色だったオイルが赤紫色に変わるではありませんか! 台所を舞台に、zabbonの前に繰り広げられた大自然の神秘と驚異に、まさしく身を震わせました。
そして、明後日には、このような美しい色に仕上がった石けんが、zabbonの目の前に現れてくれるのだと、ぞくぞくするような期待感と喜びが体中に湧き上がり、広がっていくのを感じました。
しかしながら、さすがzabbonの石けん作り。
思い起こせば、zabbonの石けん作り「オチ」がついてくるのが定説でした…。
期待した赤紫の石けんは、どこかに消えてなくなり、そこに居たのはなんと、子ぶたのお肌のピンク色した石けん達でした。
あらまぁ…!びっくりしたのってなんのって。ほえ〜、と保温箱の前で腰が抜けてしまったのでした。(更に、ひまし油を25%入れたせいか、なんだかボロボロ崩れやすい、というおまけつき)